ポリエステル綿棒
当社開発のポリエステル製綿棒 特許 第3845037号 特許 第5220220号 特許 第6282972号 特許 第6600614号 |
ポリエステル製綿棒は、従来のレーヨンやコットン製の欠点を補う
医療用綿棒として開発しました。
レーヨンやコットン綿は、微細な繊維の溝や空洞にウイルスや細菌が入り込んでしまい検出の効果が落ちるとみて溝や空洞のないポリエステル綿を使用することで検体の採取率を上げ検査の精度の向上につながると考えました。 |
機 能 評 価
ポリエステル製綿棒を大学医学部細菌学部で被験者30人を対象に表皮ブドウ球菌を用いて機能評価をした結果、レーヨンやコットン製綿棒よりも粘膜の粘液を効果的に吸収し、約2.6倍の細菌を採取でき、吸水率も約1.25倍あり有意性があることが確認されました。(溝や空洞がないので放出性が高い)
軸にも工夫
ウイルスや細菌、DNA採取、さまざまな検体採取に優れた機能を持たせるために綿棒軸にも工夫をしました。
プラスチック射出成型の技術を駆使し、軸中央にテーパーを付けて折れにくくしたり、綿球部の軸を細くすることで柔軟性をもたせ、検体採取時の違和感をなくしました。検体搬送のために150mm綿棒の軸にスリットを入れ、スリット部を折ると100mmhの試験管に収納できます。
400mm綿棒は細菌採取用で曲がりやすく折れにくい軸を使用していますので、パイプ・チューブ・バルブ等の内部や溝の検体を採取でき、場内の自主検査にも使用できます。
吸水率の調整
検査内容によっては吸水率が問題になりますが、綿の加工方法や綿球の形状で調整が可能です。
綿 球
ポリエステル製綿球は、グルコン酸クロルヘキシジンや塩化ベンザルコニウムの吸着を低減して薬液の濃度を下げることにより、患者の薬液アレルギーを軽減します。